娘は診断こそされませんでしたがADHD(注意欠如多動症)傾向があります。今回は娘にハマった習い事、ハマらなかった習い事のお話をします。
幼稚園から高校までの習い事
幼稚園から高校卒業までの間に、娘がやった習い事はざっとこんな感じです。
運動系:新体操クラブ・ダンス・スイミング
お勉強系:英語・公文・進研ゼミ・スマイルゼミ・塾
どれも「この子に合うものを見つけたい」という親心からのスタートでした。
タブレット学習との相性
進研ゼミやスマイルゼミは、当時まだ紙の教材でした。
折り目ひとつない、真っさらな教材が棚に並んでいく日々……。 夏休みなど長期休暇になると、溜まった教材をノルマとして完璧に終わらせようと、ご褒美作戦や手作りスタンプ表など、あの手この手で取り組みました。 広告にあるような「自ら進んで取り組む姿」は幻想でした。ま、現実ってそんなものですよね(笑
やめようか迷っていた最中、タブレット教材が登場!目新しさもあって取り掛かりやすくなったようでした。
今思えば、タブレット学習は学習障害(LD)、特に書字が苦手だった娘に向いていたんです。問題を解く以前に、文字を書くこと自体が負担だったのですから。当時の私はそのことにまったく気がついていませんでした。
ただ、進捗状態が確認しにくい。選択問題が多くて本当に理解した上で回答しているのか怪しい。すぐにヒントが出てくる。等々、保護者からは疑問の声も多かったです。あれから何年も経ち、今はきっと教材も改良されているかも?だとしたら、タブレット教材は学習障害のお子さんには助けになると思います。 選択肢として一度検討しても良いかもしれません。
結局我が家の場合、私が疲弊するだけだったので小学5年生くらいだったと思います。解約しました。
塾と先生の話
娘は小学2年生で漢字につまずきました。 学習障害(LD)という概念を知らなかった私は、公文や塾でなんとかフォローしようとしていました。
塾については別の記事でくわしく書きますが、ひとつだけ言えること——
塾は、先生との出会いが全てです。行かないと言ったらその理由はなぜなのか。頭ごなしに否定せず話を聞いてみてあげてください。
有名校受験を目指しているのでなければ、「どこへ行くか」より「誰とやるか」だと私は思っています。
「ダンス」との出会い
お勉強系ではない習い事の話に移ります。
どんな習い事をさせようか。娘の場合探すまでもありませんでした。 なぜなら娘は、よちよち歩きを始めた頃から音楽に合わせて体を揺らして踊るのが大好きだったのです。 スーパーでもどこでも、音楽が流れると踊り出してしまう子でした。ADHD特有の落ち着きのなさの表れかもしれませんが、「この子はダンスが好きなんだ」ということだけは明白でした。
幸い、通っていた幼稚園に週1回の新体操クラブがありました。園の体育館で放課後に行われるので送迎もなし。ボールやリボンを使う場面もありましたが、大半は音楽に合わせた可愛らしいお遊戯といった内容です。発表会で楽しそうにのびのびと踊る娘を見たとき、入会させてよかったと心から思いました。
引越し後は近くのダンススクールへ。娘は特別ダンスが上手というわけではなく、発表会に向けて自主練するようなストイックさもありません。ただただ、純粋に楽しく踊るだけ。
それでも不思議だったのは——勉強が苦手になっていく一方で、ダンスの振り付けはよく覚えられること。 右手左手、右足左足、フォーメーションまで。脳の使う場所が違うのか… 「それができるなら漢字の右左も覚えられそうなのに…」と何度思ったことか。
毎週レッスン後に家へ帰ると、嬉しそうに新しいパートを披露してくれました。
そして家でも外でも、隙あらば踊る。
「頼むからショッピングモールを歩きながら踊らないで!」
「試着室で(店内の音楽に合わせて)踊ってるのバレてるよ!」
なんて叱ったりもしながら(笑)
発表会が輝かせてくれた
娘は幼稚園の年少さんの頃は周りを仕切るほど積極的な性格でしたが、大きくなるにつれ段々と、自分の意見を言わず人の後ろに隠れるような子になっていきました。
そんな娘が、ダンスの発表会だけは別でした。
「センターになりたい」「もっと前に出たい」——自分のポジションに一喜一憂して。 親バカですが、ステージの上では本当にキラキラした、心からの笑顔を見せてくれました。普段の姿からは想像できなくて、毎年のことなのに毎回驚きました。
走るのは遅く、球技も苦手。スイミングでは「溺れてない?!」という泳ぎ方でした(笑) 運動も勉強にも自信がない子が、ダンスだけは「人に認めてもらえる場所」として持っていた。 それが彼女を輝かせていたのだと思います。
自信と輝きを与えてくれる習い事に出会えたことは、本当に幸運でした。
その後、人間関係でつまずいてスクールを辞めたり、中学で不登校になった時期に離れたりもありましたが、通信制高校に通いながら新たに通い始め、トータル11年ほど続けました。専門学校が忙しくて続けることは叶いませんでしたが、できることなら続けたかったそうです。
ちなみにスイミングは平泳ぎまで完了したところで退会しました。
残念なことに今泳げるか自信がないそうです…
お子さんが夢中になれることを探してみて

何かひとつ、夢中になれること、自信が持てることが見つかると、それは子供の支えになってくれます。
これはのちの進路にも言えることです。
近所にない、費用が高い……そんな場合は、その習い事のどこに魅力を感じているのかをほぐして考えてみるとヒントが見つかるかもしれません。「動くのが好き」「音楽が好き」「見てもらいたい」「創作したい」——その部分に近いものから試してみるだけでも、意外な扉が開くかもしれません。YouTubeで動画を探したり、最近はAIの学習モードというものもあります。無料でできることも増えたと思います。まずは小さな一歩から。親子で一緒に始めるのもいいかもしれません。
